台風15号の爪痕は深く。私の船もスパンカーのアーム破損。
冷却系のゴミつまりで下村造船にドッグ入り。修理半年待ちという処を強引に頼み込み、スパンカーと冷却系だけでもとお願いしました。まあ一月くらいはと思っていましたが13日修理完了との知らせ。
しかし問題も、エンジンオーバーヒートの原因はコントロールパネル故障のため警告が出なかったとのこと。
数ヶ月前より、エンジン回転計が点かなかったんです。GPSのスピードメーターを頼りに走っていました。
もう少しでエンジン焼き付けを起こすところだったようです。
コントロールパネルの取り替えで30万円とかトホホ・・・・。合計50万円くらい修理費が掛かりそうです。
でもそれは忘れ、10月14日朝早速船を受け取りに、とって返し釣り道具を積んで一人で出港。
三保沖に着いたのは9時半過ぎ。早朝から出漁していた船はそろそろ帰り仕度。
釣り場が混んでいないのがありがたい。
三保沖はワラサが釣れているため、コマセがふんだんに撒かれており、ワラサだけでなくフグ、カワハギもたくさん寄っているとのこと。今年はショウサイフグの魚影が濃い。
そんなことを考えながら、一つテンヤ5号に冷凍甘エビを付け第一投。
着底と同時に気配、大きく合わせるとゴツゴツグーンとフグ独特の引き。
あがってきたのは300g、27cmの良型ショウサイフグ。さい先がよい。
第2投の前に私はなにげなしに玉網を用意した。大型の魚が来た時、今日は一人なのでもたもたしてバラすのはいやだな、そんな気持ちだった。「第6感」です。
第2投、着底と同時に又魚信、さっと合わせると又ふぐ独特の引き。しかし重い。
さっきの引きよりも重量感がある、ひょっとして「トラ」・・・・。やりとりが慎重になる。
「トラ」なら良いなあ。疑問から希望に。
そして希望が現実に、あの1万円の模様が水面に浮かんだ。(続きを読むにはmoreをクリック)
普段ならここでタモタモ、と慌てるところだが、タモの柄は左手のすぐ横にあった。
難なく掬って、「ヤッター」と叫び周りを見回す。声の届く範囲に人はいなかった。
昨年ふぐ処理師の免許を取得した時、いつかは自分の釣ったトラフグを料理し振る舞うという夢を持ったが、実現できる。
1、025kg 36cmのトラフグが一つテンヤをがっちり咥えている。
孫バリは切られていた。歯が怖いのでテンヤごと外した。
その後エサばかり取られるので10時50分由比沖に転戦。
由比沖にはコマセ釣りの船が2杯。
ササノハベラとカサゴがめちゃめちゃ元気。カワハギはハリガカリする前にこの2種がハリガカリしてしまう。カワハギの気配はある。
写真は釣果の一部、ベラ、大型カサゴはすでに配られていて無い。
由比では5目釣りを楽しんだ。ショウサイフグは三保沖のほうが大きい。
久々に会心の釣りをした。