18日に起こったカッターボート転覆事故、亡くなられた西野花菜さんのご冥福をお祈りいたします。
ただ私はこの事故に非常に怒りを覚えております。
この事故は慣れによる安全管理の欠如が最大の原因です。
その1、転覆したカッターには指導員が乗って居らず素人の男女の先生と生徒だけ、
突発的な衝突事故や、天候の急変に対処できるはずがない。
カッター4杯に指導員2人は少なすぎる。最低各船1名は必要だ。
その指導員も突発的天候急変に対応する訓練など受けていないのでは?
船団で出港し波風が急に強くなり寄港が困難な時は、お互いの船体を横並びに係船し転覆を防ぐのが常識。
常識を知らなかったのか、指導員の数・技量不足でそれができなかったと思われる。
その2、あまりの激しい波風に、救助艇が救助方法を間違えた。まず4杯のカッターを集め転覆を防止策をとってから救助活動に入るべき。遭難者に対して、救援従事者の人数が少なすぎる。
その3、引率者、および、青少年の家職員が、天気予報を確認していない。
天気予報の確認は海洋活動で絶対やらなければならない常識。海の天候は一瞬で変わることがあるのは当たり前すぎて、常識以前である。
海の怖さを知らない全くの素人が引き起こした事故としか考えられない。
これらの常識、安全管理意識の欠如が引き起こした全くの人災である。
結果論だが、インターネットで天気予報を確認し、各挺に指導員を配置しておき、適切な救助法が採られればこんな悲惨な結果にはならなかったはずだ。
全く自然、海を甘く見た関係者に怒りを覚える。